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【つれづれ】国語力のupは、自信につながる?

★国語力のupは、自信につながる?―ある専門学校の授業を見て

漢字と文法を基礎から学習

「日誌を上手く書けないために、職業現場での実習のやる気を失う学生がいます。基礎的な国語力が弱い学生が増えていますね。」

ある専門学校の取材で、教職員の方からそのような不安を聞きました。漢字や語彙が少ないこと、そもそも日誌に何を書いていいのかわからない学生が増加していることを受け、同校では漢字の書き取りや主語・述語の理解するテストなど、基礎的な国語力を身につける授業を新たに始めました。

授業で使う教材は小学校の国語のドリルのような形式のもので、毎回復習の小テストを行っていました。また論の組み立てを意識しながら、作文を書く学習も繰り返しています。学生に話を聞くと、「就職してから困らないように、今しっかり書けるようになりたい」と離していました。

書くことで自分の内面を見つめる

ある専門学校では、学生が自由にテーマを設定して作文を書き、発表するという授業を設けています。授業では、発表内容の作り方、組み立て方を、ステップを踏んで理解できるようになっています。講師が一人ひとりの作業をていねいにチェックしながら、席を回っていました。

学生たちは作業に苦戦し、悩みながらも新たな発見を得たようでした。「本論に何を書けばいいのか」、「自分は将来、○○をやりたいんじゃないか」、「そもそも私は何を言いたかったのかな……」など、いろいろな声が聞かれました。知っている、耳にしたことがある言葉を辞書で調べて、作文に使えるかどうか確かめている学生もいました。

日誌に1、2行の感想しか書けなかった学生、いろいろな物事に対して「すごい」「かわいい」としか表現できなかった学生が、国語の授業を通じて大きく変わろうとしていました。

学生の多くは将来の進路がはっきりしているため、国語力が仕事で必要であることをよく理解していました。国語力が身につくだけでなく、自分の内面を見つめる機会を得ているようです。また書いたことを発表する、他者に見てもらうことで、相手にどう伝えたらいいのかを考えるきっかけになっています。国語の勉強から、さまざまなプラスの副産物が生まれていました。

専門学校の履修期間の中で、漢字、言葉、文法、論の展開など基礎的な国語を一から学び直すことは、指導する先生、受講する学生の双方にとって容易なことではないでしょう。先生方の日々の地道な指導が、実を結んでほしいと思います。

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